もうおやすみなさいブログ

みんなをおやすみさせるブログです。

Faces Places

社内システムの少し大きな改修があるらしく、見たことないじいさんが僕の前に座っています。

見たことないじいさんは、後輩のおっさんと2人で来ており、PCを触ってカチカチしているのは後輩おっさんのほうです。そのおっさんのカチカチを見ながら、「おいwこれ無駄な作業になってるぞ!このこの!」「えへへ!やっちゃいましたー」的なほのぼのしたやりとりをしています。やることやってくれれば、態度はそこまで気にしませんが、内容がちょっとミスっぽいものだったので、「大丈夫なのかしら?」と思っていました。ちなみにこのじいさんは白髪混じりのロン毛オールバック(スティーブンセガール)で、胸から何やら革製品をぶら下げていて、肌がやや黒味がかっています。スーツを着ていなければ完全なるネイティブアメリカンです。で、スーツを着ている場合はどうかというと、サラリーマンっぽくはなく、ややホームレスに見えて仕方ありません。出勤した時も、うちの会社がたちの悪いゆすりに合ってるのか?と思ったくらいでしたから。

 

ところが、1時間くらい経過した後、「エラーでこけた!」の一言とともに、あたりがざわつき、PCおっさんが少し焦り始めました。すると、浮浪者の方がすくっと立ち上がり、真剣な眼差しでPCを覗き込みました。まるで別人のようです。今度は浮浪者ではなく、白人の土地を買取に来たネイティブアメリカンという感じで、まさにキリッでした。

その時、僕は「表情の大切さ」を知りました。午前中のニヤケ顔の浮浪者が、キリッとしただけでこうも変わるのです。

 

引きこもりやニートなどが言われる「童顔とか若々しいではなく、経験がないしまりのない顔」というのは、つまり表情の問題なのではないでしょうか。ぼえーとした顔をすると、当然ですがぼえーと見えるのです。

 

たまに動画を撮影する時があります。そこに映っている自分を見ると、ほぼ毎回落ち込みます。

 

「あぁ、僕は普段こんな顔して喋っているのか」

 

確かに、思い返して見ると、いつもいつもヘラヘラヘラヘラしていたような気がします。別に面白いことがない時も雰囲気でヘラヘラしているのです。それが我ながら気持ち悪くてたまりません。口を閉じろ!と言いたくなります。(閉じたら閉じたでまあまあむかつく顔になるけどもやねキミ)

昔どこかで聞いたのですが、女性は男性の「大笑い」より「微笑」にグッとくるそうです。なぜそうなのかはわかりません。もしかしたら「いいえ!私は屈託なく笑う彼が好き」という人もいるでしょう。でもそれはおそらくギャップ効果によるものだと思います。普段、そこまで笑わない人が、ここぞという時に大笑いするからこそ、惹かれるのです。

 

また改めて動画を見ました。

 

また出とるわ。。。またこの悪魔サイコパス笑いになってる。。。「けひー!けひー!!」って高いんよ笑い声が。。。だいたいこの時ってその場の雰囲気が+30%されているんですよ。雰囲気が楽しくて笑ってる時に発動するスタンドです。。。やだもう。

 

ちょっと笑うの抑えて生きようかなと思いました。本当にツボに入った時はそれなりに快活な笑い方ができてるんですよね。なんていうか一部上場企業って感じの笑い方が。

 

よし、今年の目標はなんか喋った後の「でひでひでひっ」ていう気持ちの悪い誘い笑いと「けひゃ!けけけ!けー!!」っていう高音笑いをやめることとします。

 

おやすみなさい