もうおやすみなさいブログ

みんなをおやすみさせるブログです。

DNA悪魔

DNAを調べることで、体のことが色々わかるそうです。僕はまだ調べたことがありませんが、おそらく「嘔吐:有」と書かれるほど、ゲロを吐きやすいです。
昔からそうでした。遠足のバスなんてものは序の口で、風邪を引けば絶対吐いてたし、炎天下の長距離走でももちろん吐きました。そういえば福岡タワーに登った時も吐きましたね。小学生の時、朝食を食べてなかった?か何かでとてつもなき気分の悪さに襲われ、全校朝礼中に目がぐるぐるぐるぐる!って回って、そのまま「おええええええええっっっ!」て叫びながら倒れたことがあります。その時は朝食を食べてなかったからか、何も吐けず、「空えづき」で倒れました。今思うと、あの場に居合わせた全校生徒のみんなはどう思ったでしょう。突然おえー!って叫んで倒れて、おえーって叫んだくせに吐いてはいないやつをどう思ったでしょうね。霊に負けたイタコかと思ったかもしれません。

おそらくこれはDNAの問題なので、今でもゲロとは非常に近しい間柄が続いています。腐れ縁ですね。くさっ!

33年嘔吐をやらせていただいておりますが、それでもやっぱり吐く時は辛いです。そしてこれが不思議なのですが、いくら吐いても吐き慣れません。吐いても吐いても吐き慣れない。哀れで醜いかわいくもないおじさんです。(やめろ!)

でも長年の経験からわかったこともあります。一番辛いのは吐けない時です。お酒って怖いなって思うのですが、お酒を飲んだ時って「もう吐くものありませんよー」って胃が宣言しているのに、脳みそが「吐きなさい!急いで吐きなさい!」ってずっと指示を出しますよね。もう需要と供給のバランスがめちゃくちゃで、ゲロデフレが起こるのです。これが一番辛い。
実は先日、5年ぶりくらいにゲロデフレに見舞われました。眠ってから1時間後に体の中でウーとサイレン(ミサイルが飛んできたときのやつ)が鳴ります。このサイレンが鳴ったら僕はトイレに向かわなくてはなりません。そして吐きます。とっても辛い。10分くらいトイレで「気持ち悪いー あー あー  気持ち悪いー」って独り言を言いながら過ごし、ようやく落ち着いたらベッドに戻り、ようやく眠れます。

1時間後 「ウー」

あーダメ。あーダメ。って言いながらトイレに言って吐きます。もうこの時点で吐くものなんかありません。ギリギリ胃液です。辛い。で10分くらい「ゆるしてー」とか独り言言ってからベッドに戻ります。

1時間後 「ウー」

ここからが本当の地獄です。吐くものが何もなくなった時、人間は何を吐くのか?
「声」です。声を吐きます。聞いたことない声が出ます。多分声紋がもう違うんじゃないですかね。サタンみたいな声ですね。3回聞いたら人が一人死ぬ呪い効果がある感じです。
サタンになってから、だいたい5、6回繰り返します。そうしているともう朝です。喉の筋肉が痛いです。ハードコアAVかよ。

 

できたらもうハードコアAVみたいなことにはなりたくない人生を選びます。

おやすみなさい