もうおやすみなさいブログ

みんなをおやすみさせるブログです。

チルスポット

もともと精神や肉体が疲れやすいし、こんなブログタイトルにするくらいなので、リラックス、チルということにものすごく重きを置いて生きています。現在住んでいる場所も海が近いことが一番大きな理由です。

海に行く途中に図書館があって、たまに立ち寄ります。図書館は静かであることが前提の施設なので、音が少ない広い場所が好きな僕としては最高にリラックスできるはずなのですが、実はそうでもありません。図書館はルールが厳しすぎるのです。ここでPCを使ってはだめ、使うならこれこれしなくちゃダメ。飲み物を飲んでもダメ、机に物を置いていたら置き引きがでるからダメ。常にプロビデンスの目みたいなのにずっと見られている気がして落ち着きません。しかしながら図書館だって好きでこうなったわけではないでしょう。大多数の快適さのためにルールは自然と作られてしまいますね。

 

僕に限らず、「ある程度の静かさで、空間が広くて、机とイスがたくさんあって、気兼ねなく長居できる」というそれだけの場所を欲している人は結構な数いると思うし、カフェにみんなが行く理由って本当にコーヒーが飲みたいからじゃなくて、休める場所が欲しいだけだと思います。そういうシンプルな施設どっかないかなぁ。もちろん入場料は取ります。1日500円で出入り自由です。いい機会なので、僕が考えた最強の人口チルスポットを紹介します。

 

1 24時間営業

2 従業員は人工知能と定期的なトイレ清掃員のみ

3 飲食は自由ただし以下の条件に当てはまらないもの

 ※サンドイッチくらいの大きさ 臭いが強い(マックはダメ)

 

4 何かしら汚すことがあった場合は施設の掃除道具で自分で清掃

5 この施設のみで使用できるFree Wifi設置

6 仮眠可能

7 ライフシステム

入場時に専用アプリのアカウントにライフが5つ付与されます。

入場者は著しく迷惑な人間がいた場合にアプリにより匿名でライフを減らすことができます。

ライフがなくなった人は強制退出。

 

 

うーん。こうしてみると難しいところもいくつかありますね。体臭がきつい人とか入った瞬間にライフが全部なくなって、500円ドブに捨てるようなものだし。

 

でも、でも、このくらいのざっくりルールであとはみんなの常識の範囲というめちゃくちゃアバウトな形にしても、意外とうまくいかないかなあと思います。ライフシステムなんて本当はいらない。

 

 

金が余りすぎて死にそうな金持ちはこういうの作ってくれませんかね。お菓子あげるから。

 

おやすみなさい

騙された男

今朝、ベンチに座って電車の到着を待っていました。僕の隣にはおじさんが一人座っていました。電車が到着し、僕もおじさんも乗りこみます。僕はお尻ポケットに物を入れることが多く、気づいたらお尻から鍵が落ちてたり、携帯電話が落ちていたりすること頻度が高いので、振り返って自分が座っていた席に物を落としていないか確認する癖がつきました。今日もいつものとおり、落し物確認をするために振り返ります。すると、僕が座っていた席の隣の席に何かチケットのようなものが落ちています。なんのチケットかな?とよく見ると、1日乗車券と書いてあるではないですか!1日乗車券と言えば、電車の神に許されたオリュンポスのえーと、ゼウスのひたいから生まれたえーと、あの、神チケットです!とにかく大変なんです!

電車はすでに到着し、ドアは開いています。ドアはだいたい10秒くらいで閉まるので、僕はこの1日乗車券をどう処理するか10秒で考え、行動しなければならない状況に追いやられたのです。ジーザス。

まず、この落し物が誰のものなのかを考えなければなりません。隣に落ちていたからおじさんのものである。とまずは思ったのですが、よくよく考えたらおじさんが隣に座っていたか、一個挟んで隣に座っていたかイマイチ覚えていないのです。もし、おじさんが一個挟んで隣に座っていた場合、この1日乗車券はおじさんのものではないということになります。

 

「おじさん!1日乗車券落としましたよ!」

 

「···え?なんですか?私のものではないです。気持ち悪い」 GAME OVER

 

バッドエンドになってしまう。傷つきたくないんですよ僕は。

 

じゃあ見逃すのか?落としていることを気づいていながら何も行動せずに無視して生きていくのか?生憎この「とくめきメモリアル」には無視するって選択肢は用意されてねーんだぜ!

 

そんな僕のたくましき精神性に応えるかのように神からお告げが降りてきました。(現在5秒経過)

 

「ふみひこよ。臆さなくてもいいのですよ。人間は自分の落し物ではないものを届けられても、気持ち悪がったりはしないのです。さあ間違えててもいいから、落し物の1日乗車券を届けてあげるのです」

 

主よ

 

 

 

僕は9秒ギリギリで時を止めて、おじさんに届けようと、1日乗車券を急いで拾ったその時

 

 

「1日乗車券 4月26日のみ有効」(今日は5月2日コニーちゃんの日)

 

と書いてあるのが目に入りました。

 

 

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使い終わったらならすぐ捨てろハゲ!!!!

 

 

 

 

ゴミチケットを拾うか拾わないかで死ぬほど悩んだ自分を今日はいっぱい抱きしめようと思います。

あと、神のお告げが聞こえたことに関しては、もうあんまりお酒とか飲みすぎないようにしなくちゃなって思ったのでした。

 

おやすみなさい

おしゃれな終わり方

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口座を作るために久々に銀行に行きました。

手続きを待っている時、「振り込め詐欺に注意!」の案内が目に入りました。その案内にはアイキャッチの画像のような、電話の向こうに恐ろしい犯人がいるというイラストが描かれているのですが、これってどうなのかなと思っています。(アイキャッチのいらすとや様に文句があるわけではありません。いらすとや様はこの世で一番えらいです)

当時はオレオレ詐欺でした。「あ、母ちゃん?オレオレ」と電話がかかってくることからその画期的な手法に名前がつけられたのです。しかし、その被害額の大きさや、手口の巧妙化により、「オレオレ」のようなキャッチーでライトなイメージをつけていては危機意識が低くなると、「振り込め詐欺」という名前をあえて使い、被害者予備軍の意識を引き締めようとしたのです。そこまでしておきながら、なぜイラストはこの昔のオレオレのままなのでしょうか。電話口の向こうにいる人間がいかにもな犯罪者というイメージがついてしまい、逆効果だと思います。

実際電話をかけてくる犯罪者は劇団ばりに練習を重ねてきた完全な偽装善人のはずです。

 

「バカヤロー!弁護士より弁護士!警察より警察!オレよりオレになれって言ってんだろうがコノヤロー!石原てめぇはとれぇんだよ!」とか言われてるんでしょうね。

 

そんだけやり込んでいるんです。それなのに「電話口の向こうにはこんな犯人が!」みたいなイラストを、若頭に調教された、叩き上げ振り込め詐欺師が見たら、俺たちの頑張りをなめてんのかってなるんじゃないでしょうか。

僕なら、電話口の犯人のイラストはものすごい端正な顔立ちの、若い頃の美輪さんくらいの顔を書き、そこに大きく赤いバツをつけますね。

 

と、考えたりしていたのですが、アートではなくデザインの目的を持ったイラストは、ターゲットが明確になって初めて正解の基準が生まれることを忘れていました。

今回のターゲットは誰か。それは振り込んでしまう高齢者です。高齢者への注意呼びかけが目的です。そうすると、僕のいう美輪さんに大きなバツ(美輪様が悪いわけではないです。端正な顔立ちとして美輪様を出しただけです。美輪様はこの世で一番えらいです。)をつけたイラストが果たして高齢者に伝わるでしょうか?伝わるわけがありません。そうすると、「電話口の向こうに悪い人がいる」というわかりやすいイラストと、「なぜか若い頃の美輪さんが電話をかけてきて、その美輪さんにバツがついている」イラストだったらやはり前者を採用するでしょうね。

 

んー。。ターゲットに合わせて最適化していくものがデザインだとするなら、大高齢化社会を迎える日本から新しいデザインって生まれるのでしょうか。。新しいというと語弊がありますね。新しいというか、斬新というか、勝負した感じというか。高齢者が増えると、受け手のことを考えて最適化していくデザイナーはフォーカスを高齢者に合わせていく流れが自然だと思います。温故知新を忘れているわけではありませんが、衰退の一途を辿りそうですね。

新しいものや今までなかったものを作り出すには、新しい人でその場をより多く占めていく必要がある。子供をもっと産まなくちゃなという気分になるのでした。

 

おやすみなさい でも今日はおやすみの前に少しパートナーを誘ってみて。

男男性

中学生のころ、兄の部屋にあったヤングジャンプをこっそり読んでいました。ヤングジャンプの何を読んでいたかというと「桜通信」というエロ漫画です。当時の僕としてはとてつもなきエロさで、なんてことだ!と思いながら隠れ読んでいました。基本はエロいページのみを飛び石連休の要領で読んでいたのでストーリーとか人物相関図とかの理解度は皆無だったのですが、一言だけ今でも印象に残っている言葉があります。それは「なんで私、こんな面白みも何もないやつのことが好きなんだろう···わかった。普通だからだ!普通なところがいいんだ」っていうセリフです。ちなみにこの子は確か後背位的なポーズでいろいろされている途中にこういうこと言ってましたね。

 

昔一緒に働いていた人が結構女性にモテていました。頭がよく、気が利く方だったので、モテるのもうなずけたのですが、その人に好感をもっているある女性が「あの人って「男性」って感じですよねー」って言ってたことがしばらくそこまではっきりと腑に落ちていませんでした。すでに性別として男性であるのに、それをひとつのメリット個性として「男性」と捉えていることは僕にとってはなかなか新しい考え方でした。

 

女性から見て好きな男性の条件として、最近、まず絶対にノミネートされるものに「清潔感」があると思います。「私、別に清潔感はなくてもいい」っていう女の人をかつて見たことがありません。僕もとても好きです「清潔感」。

ただ、ひとつもしかして···と思うことがあります。

情報化社会になるにつれて、知識の共有が容易になされるようになりました。女性がどんな男性を好むかという情報も、昔より容易に男性の耳に入るようになっています。そして、その情報というものは、あらゆる人が脚色を加えまくったものがほとんどだと思います。

「清潔感」も例外ではなく、より清潔感!より綺麗なもの!汚れは許さない!と進んでいるのではないでしょうか。男性における「清潔感」の最終形態はどこか?汚れを感じない美しく綺麗な容姿の人間とは何か?

 

これは「女性」なのではないでしょうか。

 

イケメンの定義はじょじょに「女性のような男性」になっていっているのではないでしょうか。

特にこういう情報による影響を受けるのは若い世代です。若い世代のかっこいい男はきっと中性的でしょう。ただ、その中高生の本流である「流行イケメン」の横を黙々と走るダークホースがいることを僕は知っています。そのダークホースこそが実は本流であり、流行イケメンは所詮色物です。

この本流を走る普遍的なモテ男。それがあの「男性」という個性を持った男なのではないかと思うのです。

 

この真の男性は、そこまでおしゃれに気を使いません。結構普通な服を着ています。筋肉がむきむきだとか、毛深いだとかそういう男性ホルモン過剰分泌でもありません。すごく、すごく「普通」なのです。この普通の表現が難しい。「寡黙」ではない。適度に喋るし、適度にジョークも飛ばす。全部適度。でも、実行力がある。そんな感じです。

僕の中でエロ本と全てがつながりました。

 

普通な男とはそういう男なのです。こういう男が普遍的にモテるのです。

 

 

そしてこいつらこそが僕の敵です。どうしても何年たっても!こいつらになれない!ボケ!何食ってんだ貴様ら!死ね!

 

 

おやすみなさい

Faces Places

社内システムの少し大きな改修があるらしく、見たことないじいさんが僕の前に座っています。

見たことないじいさんは、後輩のおっさんと2人で来ており、PCを触ってカチカチしているのは後輩おっさんのほうです。そのおっさんのカチカチを見ながら、「おいwこれ無駄な作業になってるぞ!このこの!」「えへへ!やっちゃいましたー」的なほのぼのしたやりとりをしています。やることやってくれれば、態度はそこまで気にしませんが、内容がちょっとミスっぽいものだったので、「大丈夫なのかしら?」と思っていました。ちなみにこのじいさんは白髪混じりのロン毛オールバック(スティーブンセガール)で、胸から何やら革製品をぶら下げていて、肌がやや黒味がかっています。スーツを着ていなければ完全なるネイティブアメリカンです。で、スーツを着ている場合はどうかというと、サラリーマンっぽくはなく、ややホームレスに見えて仕方ありません。出勤した時も、うちの会社がたちの悪いゆすりに合ってるのか?と思ったくらいでしたから。

 

ところが、1時間くらい経過した後、「エラーでこけた!」の一言とともに、あたりがざわつき、PCおっさんが少し焦り始めました。すると、浮浪者の方がすくっと立ち上がり、真剣な眼差しでPCを覗き込みました。まるで別人のようです。今度は浮浪者ではなく、白人の土地を買取に来たネイティブアメリカンという感じで、まさにキリッでした。

その時、僕は「表情の大切さ」を知りました。午前中のニヤケ顔の浮浪者が、キリッとしただけでこうも変わるのです。

 

引きこもりやニートなどが言われる「童顔とか若々しいではなく、経験がないしまりのない顔」というのは、つまり表情の問題なのではないでしょうか。ぼえーとした顔をすると、当然ですがぼえーと見えるのです。

 

たまに動画を撮影する時があります。そこに映っている自分を見ると、ほぼ毎回落ち込みます。

 

「あぁ、僕は普段こんな顔して喋っているのか」

 

確かに、思い返して見ると、いつもいつもヘラヘラヘラヘラしていたような気がします。別に面白いことがない時も雰囲気でヘラヘラしているのです。それが我ながら気持ち悪くてたまりません。口を閉じろ!と言いたくなります。(閉じたら閉じたでまあまあむかつく顔になるけどもやねキミ)

昔どこかで聞いたのですが、女性は男性の「大笑い」より「微笑」にグッとくるそうです。なぜそうなのかはわかりません。もしかしたら「いいえ!私は屈託なく笑う彼が好き」という人もいるでしょう。でもそれはおそらくギャップ効果によるものだと思います。普段、そこまで笑わない人が、ここぞという時に大笑いするからこそ、惹かれるのです。

 

また改めて動画を見ました。

 

また出とるわ。。。またこの悪魔サイコパス笑いになってる。。。「けひー!けひー!!」って高いんよ笑い声が。。。だいたいこの時ってその場の雰囲気が+30%されているんですよ。雰囲気が楽しくて笑ってる時に発動するスタンドです。。。やだもう。

 

ちょっと笑うの抑えて生きようかなと思いました。本当にツボに入った時はそれなりに快活な笑い方ができてるんですよね。なんていうか一部上場企業って感じの笑い方が。

 

よし、今年の目標はなんか喋った後の「でひでひでひっ」ていう気持ちの悪い誘い笑いと「けひゃ!けけけ!けー!!」っていう高音笑いをやめることとします。

 

おやすみなさい

パンくずパンチ

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Powerd by 天才

公園で鳩に餌をやっているおじさんがいます。多分鳩界からしたらボーナスキャラとして定着しているのでしょう。おじさんの周りには人一人飛ばせるくらいの数の鳩が群がっています。遠目でわかりにくいですが、おじさんは多分パンくずを撒いているようです。これはどこにでもあるよく見る光景なのですが、違和感があります。この違和感の正体が気になって、僕はしばらく観察していました。すると、パンくずを撒く動作の中に、明らかにパンチしている時があるのです。

パンくず·パンくず·パンチ·パンくず。パンくず·パンチ·パンくず。と言った具合です。鳥シャドーかな?って思ったのですが、違いました。おじさんはカラスを殴っていたのです。

おじさんの中では「鳩には餌はやるが、カラスにはやらない」というルールがあるようで、鳩へはパンくず、カラスへはパンチという、常軌を逸した差別行動ぶりでした。カラスからしたら全く原因がわからないはずです。

前々から至る所で宣言しているのですが、僕は鳩が大嫌いで、カラスが好きです。天邪鬼というわけじゃなく、鳩の生き方が嫌いなのです。鳩の尊厳を守るためにちゃんと言うなら、「人に媚びる鳩」が嫌いなのです。まあ鳩についてのむかつきはもう言い疲れたので、もういいです。今日はカラスの立場で考えたいです。カラスは生命会議の時に、誰もが嫌がる清掃担当に任命されたため、死肉をあさります。その姿だけで、やれ「死神」だとか「不幸の象徴」だとか「リーゼント」だとか言われ放題です。保育園のころも「カラスは欲張りすぎてすべての色を手に入れようとしたから結局全部の色が混ざってしまって身体が真っ黒になってしまった」というオチの演劇とかありましたからね。偏見と差別のコンボです。

なんだか偉そうなことを言うと、この鳩たちと、人間が重なることがあります。

群れで行動し、自分たちの要求は伝えず、「くれると言うならもらうけど?」といった姿勢です。

鳩でもやってるくらいなので、生物が生命活動を効率よく続けるための、かなり有効な手なのでしょうが、僕は気に入りません。

先日、友人との話の中で、「理論としての矛盾は生じてないけど、感情や美学などが欠落している人間」という内容が出ました。

 

「間違ってはないが、かっこ悪い」

 

コスパ至上主義が生み出した人間だと思います。僕もそういった時代に生きているので、気をつけなければすぐにそうなってしまうだろうし、実際半分くらいそういう部分があるのでしょう。

 

ちゃんと生きなくちゃなと思いました。

 

おやすみなさい